「増益=賃上げ」は当たり前!?

「増益=賃上げ」は当たり前? という記事から!

 3月12日、自動車や電機、鉄鋼などの主要労働組合に対して、経営側が一斉回答。その後、電力大手、JRグループ、NTTなどが労組との賃金交渉を終えた。1500円の賃上げ要求に対して昨年と同額の1000円を提示したトヨタ自動車を筆頭に、大手製造業の賃上げ回答は昨年並みの水準にとどまっている。

 「余力ある企業は働く人々への分配を厚くすることも検討してよい」。日本経済団体連合会の御手洗冨士夫会長は賃上げを容認する姿勢を示していた。ところが、米国の景気後退や急速な円高の進行、原材料高などから先行きに危機感を強めた企業サイドは慎重な姿勢に転じている。


当然その通りでしょう!その通りというのは増益=賃上げに非ず!という意味です!!はい!!

理由は二つ!

1.まずはこの先の景気見通しが極めて不透明な点。

エコノミストではないので具体的根拠を上げて説明をすることはできないが、なんとなく肌で感じる景気感は先行きが厳しい。米市場の低迷はどうやら避けられそうにない。さらに、日本パッシングによりガンガン低下する株価とへなちょこ政治家による政治の混迷は国内の消費マインドを思い切り凍りつかせることでしょう!!

って言うことで、海外・国内マーケット共倒れ!

これじゃー、おいそれと簡単に賃上げとはならないでしょう!


2.好決算の源泉は海外マーケット!

日経オンラインの記事では、

 2008年3月期で過去最高益を見込むトヨタ自動車。その営業利益の構成比を見ると、北米と欧州で58%を占めている(2007年4~12月期の合計)。同じく最高益のコマツも米州、欧州・CIS(独立国家共同体)、中国で営業利益の80%以上を稼ぎ出す。急速な円高という不確定要素はあるものの、「国内市場はよくて横這い、利益成長は海外」というのがグローバル製造業の1つのパターンである。


と書いてある。
であれば、最高益だからといって即、国内従業員の賃金を上昇させるわけにはいかないでしょう!!
恩恵を受けることができるのは、海外法人関係者もしくは海外展開に大きく貢献した部署やスタッフ!
国内従業員が賃上げとして得られるものはほんの少しのおこぼれ程度のはず!

国内外の景気は不透明、政治は混迷、賃金は上がらない、ここ数年の近未来をいかにして過ごすか!ここが我々にとっても重要だ!どうやら、国内だけに目を向けていればいいという時代は完全に終焉を迎えたようだ!!

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