「Apple風」を目指したオラクル、IBM化への道を歩む
「Apple風」を目指したオラクル、IBM化への道を歩む 遅ればせながら、オラクルのサン買収について・・・・。 知らんでる間に、オラクルがなかなか存在感のある会社になって来た。 今回、74億ドル、7400億円(1ドル100円で換算)もかけてサンマイクロシステムズを買収し、 オラクルはアプリケーションからディスクに至るまでの統合システムを開発する唯一の企業となります。これによりすべてが最適化された状態で提供され、お客様の手を患わせることはなくなります。システムの統合コストは低下し、かつパフォーマンスや信頼性、およびセキュリティ面は向上することになるのです。 なんてきれいごとをことを言っている。 でも本音はどうなんだろうか? 一番欲しかったものはサンが保有するMySQLだったのではなかろうか? 誰がなんと言おうが、オラクルはオラクル2以来今だってリレーショナルデータベースのソフトウエアパッケージを販売し儲けている会社じゃん。そして、ライバル製品と言えばマイクロソフトのSQLServerとオープンソースのMySQLだよね!(まあ、MySQLはローエンド向けってことになるんでしょうが・・・。) 私たち弱小企業にとって天使のようなオープンソースのMySQLもオラクルにしてみればちょっとだけうざい存在でもあるはず。 そして今回の買収で、統合システムを開発する唯一の企業になったと同時にMySQLを生かすも殺すもいかようにもできる企業となってしまった。 オラクル創業者のラリーエリソンは、ビルゲイツの天敵であり、スティーブジョブズの友人であり、自宅の一つを日本庭園とともに壮大な日本様式にしてしまうほどの日本通であり、時に詐欺師のようなビジネスを平然と断行する超破天荒さは痛快で大好きなのだが・・・・。(※ラリーエリソンのことは この辺 を参考にして下さいな。) 彼の思考や行動は奇抜すぎて・・・・。 いったいこの先どうなるのかが全く読めない。 ただ、私たちの手からMySQLを奪い取るようなことだけは、お願いだからご容赦下さい。