地域間格差拡大論のウソ

地域間格差拡大論のウソ (ニュースを斬る):NBonline(日経ビジネス オンライン)の記事で、エコノミストの竹中 正治さんが最高に面白い切り口でコラムを書かれている!

先般の参院選、自民党大敗の要因として、社保庁問題・閣僚の失言と不透明な資金の問題、それと小泉改革による地域間格差の拡大による地方からの批判を上げる人が多い!

確かに、社保庁問題が大きいが、民主党の主張は地域間格差の是正を比較的声高に謳っていた!

しかしながら、このコラムの中で竹中さんは具体的数値を上げて、むしろ地域間格差はわずかながら改善されていると言われています!(リンク先のグラフ等を参照!)

そして、実際に地域間格差が改善されているにもかかわらず、実感としては地域間格差が拡大しているように感ずるかの原因を以下の3点にまとめている!

1.損をしている人は騒ぎ、得をしている人は騒がないから!
2.近年の不動産価格の両極化!
3.政治の駆け引きの道具!

確かに、私の地元でもシャッター通り(昼間からシャッターが下りている商店街)もたくさんある反面、一つの街じゃないかと思うくらいの大型のショッピングセンターが出来て、連日連夜にお客さんでにぎわっている。商店街の方は大声で地方は駄目だというが、ショッピングセンターの地権者やテナントで入っている店舗、デベロッパーは儲かってますとは言わない!

近頃の大都市圏での地価の高騰も思い返せばバブルのとき、思い切り価格が下落したのも大都市圏。それが正常に戻りつつあると思えばうなずける!

更に、インターネット・ITの進展も絶対に地方に有利だと私は思う!

今まで、地方でビジネスをしていると入ってこないであろう情報が、ブログや検索を通じて容易に手に入るようになった。しかも、東京と時を同じくして、リアルタイムで入手できる。

わざわざ東京にまで売りに出かけなくても、ネットを使えば簡単に情報の発信が可能で、チャネル開拓や商品販売が完結できる!

事実、2006年ベストECショップに選出されたのは、石川県の九谷焼の専門店(九谷焼専門通信販売の和座本舗)だったりする!

地方だから駄目だという既成概念を捨てて、「地方こそが面白い!」というビジネスは実際に十分可能だと思う!

私も、うなぎ専門通販とかすっぽん専門通販とかやろうかしらん!(笑)

コメント

  1. なあるほろ~!!


    年金問題という目先の欲に動かされたという感もしないわけではないのよ。
    議員年金、共済年金廃止といっても
    0000年からという線引きが入るので
    いまの、年金問題に着手しようろする
    議員さんには、何にも影響がないのではないかと疑ってみたりもする。
    どうせ、また、外郭団体を作るんだろうから
    民主も変わらんだろうという見解に落ち着いちゃうんだわ~

    返信削除
  2. どら子さ~ん!
    コメントありがとうございます。

    ほんと、政治は難しいですね!何がほんとで何が嘘かが、なかなかわからないですね!

    しかし、経済と選挙は多少似たところがあって、大きな景気循環(政治で言えば郵政で勝ちすぎた自民への反動)とマーケティング感覚。

    今回の自民はすべて党内、内向きの対応でしたね!それが敗因の大きな要素だと思うんですが・・・。

    返信削除

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