SNSもガラパゴス!

TechCrunch Japanese アーカイブ » mixi―純然たる日本ローカルのSNSの成功を分析

日本の携帯(モバイル)市場の進化が独自で、欧米とまったく異なった進化を遂げたことでガラパゴスと言われているが・・・・。
実は、SNSでも同じようなことがおきているのではないか!!

TechCrunch Japaneseの記事によると、以下にあげる背景を考えると、世界の市場を席巻したMySpaceやFaceBookでさえも、日本の市場では勝ち目はないだろうと結論付けている!

* 会員登録の制限により安全性のレベルが高い―公式なサービス約款で、会員に登録するには18歳以上であること、日本の携帯電話のアドレスを所有していること、既存のmixi会員から紹介を受けていること、が条件とされている。

* ブログとコメントによるコミュニケーションが機能の中心― 外部ブログへのリダイレクトも可能だが、メンバーの活動の中心なんといってもmixi内で「日記」を書いて友達と共有することだ。「今何をしているか」を 発信するステータス・メッセージをニュースフィードとして配信する欧米のSNSとは異なり、mixiの機能は本質的に日本最大のブログ・プラットフォーム だ。このサイトはまたユーザー生成の掲示板をサポートしており、現在その数は250万に上る。

* デザインと構造は極度にシンプル―ユーザーがmixiのレイアウトを始めルック&フィールをカスタマイズすることはほとんど不可能だ。サイトは日 本語版のみ。外部アプリケーションの導入は一切許されていない。欧米のSNSに比べてmixiのもっとも目立つ特徴は機能の乏しさだろう。

* 匿名性の高さ― 日本人は一般に匿名性を好む傾向があり、mixiもこの点に配慮している。実名と本人顔写真を公開しているユーザーの割合は5%以下だ。日本のユーザーに とって非常に重要なのは「あしあと」と呼ばれる機能で、ユーザーのページへの訪問者のmixi上のIDとアクセス日時が記録される機能だ。ユーザーのセ キュリティー上の安心感を高める効果がある。

* 携帯電話専用版のサポート―2007年7月以降、携帯版ユーザーの数がPC版ユーザーの数を抜いた。(2008年3月時点での比率は携帯が60%、PCが40%)。

とにかく安全で、自分を売り込むことのできない匿名性の高いエリア内で、カスタマイズできない乏しい機能のSNSをちょこちょこと使い満足して喜んでいる日本人って・・・。
もう少し、はみ出しても良いんじゃなかろうか!?

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