クーポンサイト、隆盛の陰にひそむ危うさ

クーポンサイト、隆盛の陰にひそむ危うさ  :日本経済新聞
という記事から

今更言ってもなんだが・・・・
私は、グルーポンの「おせち騒動」以前からこのビジネスモデルはダメって本当に思っていた。

知り合いが勤める大手メディアからも、地元のベンチャーからクーポンサイトの提案が来てるんだけど、お前のとこではやらないのかと尋ねられたこともあった。しかし、私はまったく持って興味ないっていうか、このビジネスモデルは、ムリって思っていた。

日経の記事では、おせち騒動その他の失態の大きな原因として・・・

その背景には、店舗の事情を顧みないグルーポンの強引な営業があった。この問題は、返金処理をすれば済む話かもしれない。だが、強引な営業姿勢はさらに大きな問題へと発展しかねない危うさをはらむ。

と、営業姿勢を一番の問題としているが・・・
確かに今のIT産業は、なによりスピードを重視した開発競争・市場獲得競争になっているけれど・・・
本当の問題はビジネスモデルの問題である。

本当に市場から求められている商品であれば、多少の問題があっても、クライアントが支持してくれる。助けてくれるし、支援もしてくれる。
しかし、グルーポンの場合は目新しさだけのビジネスモデルで実際に利用した店舗がほとんど成果を上げていないから、不満の声ばかり聞こえてくるのである。

記事の後半で、やっとその本質に迫り、グレイスの中村仁社長の以下のコメントを掲載している。


「マーケティングの本質は、新規ではなく、リピーターやファンをいかに増やすか。しかし、クーポンの利用客はたまたま見つけて、安いから行ってみようという『バーゲンハンター』が多数を占める可能性が高い。たとえ薄利、赤字でも、向こう数カ月、数百人、数百万円の売り上げが確定することに魅力を感じる店舗が多いのだろうが、クーポンの利用客に『2倍以上のお金を払ってでもまた来たい』と思ってもらうのは難しい」

その通りである。

特に、グルーポンがターゲットとしてる中小飲食店であればなおさらであろう!中小飲食店がやらねばならない一番最初の経営施策は、既存顧客を大切にすることである。そして、リピーターから固定客に育成し、固定客との信頼関係をさらに強固なものとして紹介を獲得することが、遠回りのようで一番近道。しかも、内部の生産キャパの範囲内で継続的に拡大する最善の方法なのである。

アメリカ本体がどうサポートするかわからないが、ビジネスモデル自体を抜本的に見直さない限り、グルーポンの再浮上は考えにくい。
さよならグルーポン!

それともう一個!グルーポンのメール、ちょっとウザッ(^^)!はやく解除しよ~っと。

※それと、さすがにこの記事にはアドセンスでGROUPONの広告でないよなぁ?でたら面白いのに・・・!

追記

中国が怒ったグルーポンのスーパーボウルCM(動画)って米国本体もだめだなぁ!


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