徐々にApple包囲網形成!

Google、Mozilla、Opera、Adobeがオープンソースの新ビデオコーデックWebM/VP8を採用してH.264に対抗

H.264ビデオ・コーデックがウェブ・ビデオの主流になろうとしているところでGoogleが強烈な巻き返しに出た。今日(米国時間5/19)、GoogleはMozilla、Operaと共同でHTML5向けにFlashを使わず、無料で使用できるビデオ・コーデック、WebMプロジェクトをローンチした。

これまで、FlashとHTML5をめぐる争いの中心はH.264コーデックだった。H.264はAppleが支持しているために普及にはずみがついている。AppleはiPad、iPhoneを始めとして自社のすべてのデバイスでH.264をサポートしている。またSteveJobsがFlashをサポートしなくてよい理由として挙げているのもH.264だ。これは高速かつ軽量の現代的なコーデックで、あらゆる面で優秀だが、一つだけ大きな欠点がある。知的所有権がMPEG-LAコンソーシアムにあるのだ。コンソーシアムは現在はライセンス料を徴収していないが、2015年から徴収を開始する計画を立てている。それがMozillaがFirefoxのコーデックとしてH.264をサポートせず、もっと古いOgg Theoraを採用している理由だ。

iPod、iPhone、iPadと破竹の快進撃を続けているAppleだけど3年先を見据えると厳しい状況に追いやられているのだろうか・・・・。

iPod+iTuneは不動の地位を確立していると言っても過言ではないが、iPhoneはAndroidの追撃にShare逆転は時間の問題だろう。

さらに、iPadの主戦場である電子書籍は未だ何処が勝利するかわからない状況。

そして、iPadの(いやWeb全体でもそうだが・・・)もうひとつの主戦場は動画であろう!PCのWeb上でStandardとなったAdobeのFlashに喧嘩を売って、HTML+H.264で対向するAppleだけど・・・・。

Google、Mozilla、Opera、Adobeが束になってかかってきたら、しかも2015年からライセンス料がかかるとしたら流石にヤバイだろうな!

Appleは天才的なカリスマ経営者がTechnologyだけではなく、ビジネスモデルもセットにして経営戦略を創造・展開する強みがある。

かたや、Googleは超秀才の集団がTechnologyOnlyで対向している感じ!今のままだと、若干Appleに分があるかもしれないが・・・・。

でも、Jobsだって人間。いつかは第一線を退く時が来るはず。
Appleの弱点は、万が一Jobsが引退した後、後継者がいないことだろう!

ジョブズのいないAppleとGoogle連合が戦ったら・・・・

勝負は明らか!

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