ウルトラモバイルデバイス,2013年に2億台出荷とABIが予測

メディア・パブ: ウルトラモバイルデバイス,2013年に2億台出荷とABIが予測

UMD(ウルトラ・モバイル・デバイス)が2013年には2億台も出荷されるというというが本当だろうか?

たしかに、欧米ではブラックベリー、iPhonの売れ行きが活況らしい。さらにはグーグルのAndroidOS搭載端末がT-Mobileから発売されますますUMD市場は活気づくことは間違えなさそうだ!

しかし、こと日本の市場の目を向けるとどうだろうか?

以前からWindowsMobile端末を市場に投入してきたWillcomは鳴かず飛ばず。さらに鳴り物入りでソフトバンクから発売されたiPhonも一部の熱狂的Appleマニアに受け入れられ発売時こそ、メディアの露出とともに多少の購入者はあっただろうが、100万台位売れるかもとの予測は大きく外れ、2~30万台前後で低空飛行なのが現状である。すなわち、日本ではUMD市場は思いのほか活性化されていないのである。

なぜなら、日本にはUMDを購入せずとも、誰もが使っている普通の携帯電話でインターネット接続も当たり前にできるし、メールは言うに及ばずほとんどの方が活用している。わざわざUMDを購入せずとも既存の端末で十分なのである。

いや、さらに日本の携帯電話は電話がおサイフになる電子マネーや、移動テレビになるワンセグなどiPhonなんかよりも機能性は断然高いのである。

したがって、全世界では2億台売れるかなんか知らないけれど、日本では一部のビジネスユーザーを除きあまり売れないだろう。
ABIの予測がはずれているとは言わないが、日本国内においてはあまり意味のない予測だと言える。

ただし、このガラパゴス的進化が日本にとって本当にいいかというと残念ながらマイナスである。
数年前にドコモが世界中のキャリアにiモードの導入を目指し、一部資本投入し提携を図ったがその中途半端なかかわり方で欧米では全く浸透しなかった。そんとき、ドコモがもっと本腰を入れたかかわりあい方を世界のキャリアとしていたらアップルやグーグルにでかい顔されずに済んでいたかもしれないのだが!

今となっては、それが残念だ!!

※UMDは、スマートフォンからモバイルインターネットデバイス,それにウルトラモバイルPCまでも含むデバイスの総称である。

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